廃棄物処理施設技術管理者等継続学習制度(CPDS)
略称:「廃棄物処理施設技術管理者等CPDS」または「技術管理者等CPDS」
廃棄物処理施設は、生活環境の保全を維持する上で、非常に大事なインフラ設備の一つであり、これらは技術管理者によって施設の安全な運転・維持管理が行われ、地域の安全・安心が確保されることが必須です。
そうした中、廃棄物処理は、社会の変化に応じて、絶えず法制度改正や技術革新が行われています。「技術管理者等」は日頃から、自ら資質の向上に努めることが非常に重要となります。当協会では、2012年から廃棄物分野では初めて、この資質の向上のツールとして、「廃棄物処理施設技術管理者等継続学習制度」事業を開始しました。
CPDSとは、「Continuing Professional Development System」の略称で、継続学習制度、継続研鑽制度、継続職能教育制度、継続的専門能力開発制度あるいは継続職能開発制度などと略されるもので、専門技術者が国家資格などの資格を取得した後も、科学技術の進歩、社会情勢の急速な変革などに対応した高度な専門的能力を維持・向上させるため、自らの意思で継続して学習することです。CPDSについては、既に技術士、土木施工管理技士、建築設備士等に導入されています。
技術管理者等CPDS登録者へのお知らせ
CPDSガイドブックを第4版に改訂しました(R7.4.15)
CPDSガイドブック第4版(改訂)の概要について(R7.4.15)
【CPDS登録者あて】令和6年度CPD記録の申請受付を開始します(R7.4.15)
- 【CPDS登録者あて】令和5年度CPD記録の申請受付を開始します(R6.4.1)
- 【CPDS登録者あて】令和4年度CPD記録の申請受付を開始します(R5.6.1)
- 【CPDS登録者あて】令和3年度CPD記録の申請受付を開始します(R4.1.25)
- 【CPDS登録者あて】CPDS認定技術者の称号付与に関するお知らせ(受審案内)
- CPDSガイドブックを第3版に改訂しました(H29.2.2)
- 平成26年度CPDS認定プログラムを掲載しました
- CPDSガイドブックを第2版に改訂しました。(H25.10.10)
- 廃棄物処理施設技術管理者CPDSガイドブックの改定について(H25.10.10)
- 廃棄物処理施設技術管理者CPDSガイドブック 第1版
技術管理者等CPDS参加のお勧め
本制度は、当協会及び関連学協会が実施する研修・セミナー参加等による学習状況を登録・管理、証明を行うことにより、「技術管理者」とその有資格者など廃棄物処理施設技術管理者等(以下、「技術管理者等」という。)の継続学習を支援するものです。
また、本システムと一般財団法人日本環境衛生センターの「廃棄物処理施設技術管理者講習」(以下、「技術管理士講習」という。)が両輪となって「技術管理者等」に継続学習の支援を行うことにより、「技術管理者等」の技術レベルと社会的信頼性を高め、廃棄物処理施設の適正な維持管理の向上に貢献することが期待されます。
本協会では、5年間の継続学習の実績に応じ、「CPDS認定技術者(略称)」の称号を付与します。詳しくは、「技術管理者等CPDSガイドブック」をご覧ください。
技術管理者等CPDSガイドブック
本ガイドブックは、CPDS認定プログラムの参加方法や技術管理者等CPDSに登録された者が学習を進めるにあたり必要となるCPD記録、称号取得申請等を説明しております。初めてCPDSに取り組む登録者は、学習を始める前にこのガイドブックをひととおりお目通しされ、その後、学習を進められますことをお勧め致します。
CPDS登録者申請からCPD記録登録、称号取得までの流れ
CPSDへの参加登録および各種申請にあたっては、所定の申請様式の提出をお願いします。
「技術管理者制度」と「技術管理者等CPDS」の関係について
廃棄物処理施設における「技術管理者」の資格に関する基準は、廃棄物処理法第21条3項によりますが、そのうち一般廃棄物処理施設の技術管理者については、第2次地方分権一括法に基づく法改正により、廃棄物処理法施行規則を参酌し、地方の実情に応じて市町村が定める条例によることになりました。廃棄物処理法施行規則第17条によれば、以下のような資格の要件が定められています。
【資格要件の一例】
・大学で理学、薬学等(衛生工学及び化学工学以外)を修め、かつ3年以上の実務経験を有する者
・10年以上の実務経験を有する者 等
一方、一般廃棄物処理施設は、物理的、化学的、生物学的処理の組合せからなる複雑な設備構造を有しており、その運転操作は衛生工学に基礎を置く高度の学際的技術を要するものであること、また、産業廃棄物処理施設は廃棄物処理に伴って大気汚染、水質汚濁、騒音、振動等を惹起する可能性があることから、「技術管理者」は、施設の基本設計と運転仕様を熟知し、規則第4条の5の維持管理の基準を遵守しなければならないものであること 1)としている。
以上のことから、「技術管理者」とその有資格者が「技術管理者CPDS」を利用されて自己研鑽を図り、維持管理技術等を向上させていくことが望まれます。
技術管理者等CPDSの登録者
本技術管理者等CPDS登録者は、CPDSプログラムに参加し、その都度、CPD記録簿にプログラム名称、CPD単位等を記録し、規程の単位取得によりかつ一定の条件を満たせば称号(統括・上級・専門技術者)の取得申請ができます。
現在、約100名のかたが登録参加し、そのうち23名の称号(統括・上級・専門技術者)取得者が誕生しています。
称号受賞者 公表許可いただいているかたのみ記載しています (敬称略)
CPDS認定統括技術者
氏名 | 所属 | 都道府県 | ほか | ||
---|---|---|---|---|---|
R02 | 2名 | 川口 尚樹 | 須坂市役所 | 長野県 | ほか1名 |
H30 | 1名 | ||||
H29 | 1名 | 伊東 宏幸 | 鹿島共同再資源化センター㈱ | 茨城県 |
CPDS認定上級技術者
氏名 | 所属 | 都道府県 | ほか | ||
---|---|---|---|---|---|
H30 | 5名 | 高橋 祥享 | 高三建設㈱ | 秋田県 | ほか3名 |
薄井 宏明 | 習志野市役所 | 千葉県 | |||
H29 | 3名 | 髙山 和之 | イー・ステージ㈱ | 長野県 | ほか2名 |
CPDS認定専門技術者
氏名 | 所属 | 都道府県 | ほか | ||
---|---|---|---|---|---|
R02 | 2名 | ||||
H29 | 9名 | 倉地 一秋 | ㈱愛北リサイクル | 愛知県 | ほか7名 |
稲井 誠司 | 新潟特殊企業㈱ | 新潟県 |
廃棄物処理施設技術管理者CPDS登録参加者数
年度 | 登録者数 |
---|---|
R03 | 89 |
R02 | 90 |
R01 | 93 |
H30 | 107 |
H29 | 109 |
H28 | 109 |
H27 | 109 |
H26 | 94 |
H25 | 68 |
H24 | 52 |