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会長あいさつ

 

柳井会長 当協会は、廃棄物処理施設の技術管理者制度創設(1965年)に伴い、1967年に「日本清掃施設技術管理者協議会」として設立されました。2009年には一般社団法人に移行し、名称を「廃棄物処理施設技術管理協会」に改めて、技術管理者等の資質及び社会的地位の向上を図ることにより、安全かつ安定的・効率的な施設管理への貢献と生活環境の保全及び循環型社会の形成に寄与することを目的として活動をしています。
 近年、廃棄物処理については、生活環境の保全及び公衆衛生の向上に加え、循環型社会づくりを軸に低炭素・自然共生社会との統合的な取組が求められていますが、そのためには施設の安全かつ安定的・効率的な管理を行うとともに、高度な資源循環と省エネルギー・創エネルギー化を積極的に進めていく必要があります。また、大規模災害に備えた施設の強靭化、地域の防災・エネルギー拠点化などの地域貢献や財政負担低減のための長寿命化の推進など、新たな視点での取り組みも求められています。
 一方、長期に亘る我が国経済の停滞と急速な経済のグローバル化の進展は、社会的な規制緩和とともに産業構造にも大きな変化をもたらしており、雇用や施設の運営形態にも少なからず影響を与えています。
 廃棄物処理施設技術管理者制度ができて、半世紀を経過しましたが、技術管理者の配置が法定化されたことにより、維持管理に係る多くの技術者が養成されてきました。この間の廃棄物処理に係る種々の課題の解決や処理技術の開発・改良は、処理の現場に高度な専門的知識と経験を持った多くの技術者が配置されていたからこそ可能であったといえます。
 しかしながら、今後の50年は我国が今まで経験をしたことのない人口減少時代になると見込まれる一方、廃棄物処理に係る役割の重層化に伴い、維持管理に係る技術業務の範囲はさらに拡大し、内容も総合化、複雑化していくと考えられます。このようなことから、施設の維持管理についてはセンサー・ロボットやデータ活用などによる技術革新とともに、新たな視点での人材の確保・育成や職員の能力開発に向けた取り組みが求められています。特に、施設の維持管理の中核を担う技術管理者は、今まで以上に社会や法制度の動向を注視し、処理技術に関する高度な専門的知識の習得とともに一人ひとりの知的生産性・創造力の向上に努め、処理システムや施設運営全体を視野に入れた総合的な技術管理能力を高めていかねばなりません。
 当協会は、会誌・メールマガジンの発行・配信、技術管理セミナーや研究発表会の開催などのほか、人材育成の有効なツールである廃棄物処理施設技術管理者継続学習システム(CPDS)の運用など、廃棄物処理に係る情報共有・交流の場、技術研鑽の場の充実に努めてきました。今後も技術管理者をはじめ維持管理に係るすべての技術者が時代に遅れることなく先見性と責任を持って業務に取組み、社会的役割を果たせるよう、最大限の支援をしてまいります。
 今後とも、当協会に対しまして、ご支援、ご指導を賜りますよう心からお願い申し上げます。

一般社団法人 廃棄物処理施設技術管理協会
会長  柳 井   薫